KANPO 206 : 生理前になるとにきびや肌荒れ
女性は生理が近づくと、血液中のホルモンバランスが乱れ、ニキビなどの肌のトラブルがおきやすいのです。 生理前になると、卵胞ホルモンが減り、黄体ホルモンの方が多くなります。黄体ホルモンは、男性ホルモンと似た働きがあるため、皮脂の量が増え、顔が脂っぽくなったり、毛穴がつまりやすくなったりして、ニキビができやすくなります。 スキンケアのポイントは? 生理前の肌荒れは誰にでも起こりうることです。 生理が終われば肌の状態は回復し、うるおいやハリ・ツヤも感じられるように。それまではあまり気にせず、心身をゆっくり休ませることも大切です。 ① 洗顔 生理前は皮脂の分泌が盛んになる傾向があるので、毎日の洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。ただし、1日に何度も洗顔をしていると肌の乾燥が進むことも。朝晩の2回、洗顔料をたっぷり泡立ててやさしく洗いましょう。肌をゴシゴシこすると、バリア機能の低下につながるので気をつけてください。 ② 保湿ケア 洗顔後は時間をおかず、いつもより念入りな保湿ケアを。十分にうるおいを与えることで肌を整え、すこやかな肌を育みましょう。 バリア機能が低下した肌は紫外線の影響を受けやすくなるので、UV対策も欠かせません。低刺激タイプの日焼け止めや帽子・日傘で肌を守りましょう。 ③ 食事 肌あれやニキビは、内側からのケアも大切。主食・主菜・副菜をきちんと揃え、栄養バランスのよい食事を心がけることが基本です。さらに肌の材料となるタンパク質、糖質や脂質の分解・代謝を高めるビタミンB群、美肌に欠かせないビタミンCなどを意識して摂るのがおすすめです。...