猛暑が健康に与える6つの悪影響とは?

猛暑が健康に与える影響

猛暑は、体の自然な温度調節機能を妨げ、深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。たとえば、脱水症状や疲労、けいれん、さらには意識障害などが発生することがあります。特に高齢者や子ども、基礎疾患のある方は、より注意が必要です。

なぜ猛暑に弱いのか?

人間の体は、20〜30℃の範囲で最もよく機能します。しかし、この範囲を超えると、脳の体温調節中枢が正常に働かなくなります。その結果、さまざまな体調不良が現れます。

とくに、以下のような方々はリスクが高いとされています:

  • 4歳未満の子ども

  • 70歳以上の高齢者

  • 慢性疾患を持つ方

猛暑による6つの健康リスク

1. むくみ(熱性浮腫)

まず最初に起きやすいのがむくみです。足首や足のむくみが現れることがあり、数時間から数日で自然に治まります。なお、足を高くして寝ると効果的です。

2. 発疹(あせも)

次に、皮膚の発疹です。日差しに当たる部分にかゆみや赤みが出やすくなります。このとき、抗ヒスタミン薬を使えば症状が緩和されます。ただし、やけどとの違いには注意が必要です。

3. 筋肉けいれん(熱けいれん)

また、運動中に筋肉が痛みを伴って収縮することもあります。これは水分と電解質の不足が原因です。そのため、水分と塩分を同時に補給することが大切です。

4. 失神(熱失神)

さらに、熱によって血圧が下がり、脳への血流が減少することで、突然の失神が起こる場合もあります。この場合は、横になって足を高くし、水分を補給してください。

5. 熱疲労

加えて、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れることがあります。こうしたときは、すぐに冷房の効いた場所に移動し、休憩と水分補給を行いましょう。

6. 熱中症

最後に、最も危険なのが熱中症です。体温が40℃以上に上昇し、意識障害やけいれん、昏睡などが現れることがあります。この場合は、すぐに救急車を呼び、体温を下げる処置が必要です。

熱中症を防ぐための対策

  • まず、10時〜16時の外出をできるだけ避けましょう。

  • 次に、水やスポーツドリンクでこまめに水分補給を行ってください。

  • また、通気性の良い服を選び、帽子や日傘を活用しましょう。

  • さらに、日焼け止めやサングラスも有効です。

Akita Mamoru

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